世界のリーダーを数多く輩出するボーディングスクールとは

親元を離れ、規則正しい生活の中で、学友と寝食をともにしながら学業やスポーツに励み、礼儀・自立心・コミュニケーション能力を身につける学校がボーディングスクール(全寮制の学校)です。

英語のBoarding には下宿、寄宿の意味があります。 アメリカ、イギリス、スイスなどには名門ボーディングスクールが多数あり、世界を担うリーダーを育てるという理念のもと、良家の子女達が教育を受けています。

また、それぞれの国におけるボーディングスクールには異なった特徴があるようです。


スイス


スイスのボーディングスクールは世界各国の学生や教師によって構成されていて国際性が非常に豊かです。英国式、アメリカ式、英国式とアメリカ式の両方を採用したスクールなど、多様なカリキュラムを導入した学校があります。(アメリカではアメリカ式、イギリスではイギリス式しか選択肢はありません)

ル・ロゼ(Le Rosey)
ボー・ソレイユ・カレッジ (College Alpin Beau Soleil)
エコール・ド・ユマニテ(Ecole d’Humanite)

などが有名なボーディングスクールです。
ちなみにル・ロゼ(Le Rosey)の年間授業料は 約1572万円 ($133,000)


アメリカ


アメリカにはボーディングスクールが約250校あるといわれています。アメリカの富裕層、エリート層、そして優秀な頭脳を持つ子供たちはボーディングスクールへの進学を望む傾向が強く、近年では諸外国(特に新興国)から、政界・財界のトップクラスや富裕層が、子供に質の高い教育を受けさせ、政財界における人脈を構築することを目的としてアメリカのボーディングスクールに留学させているようです。

また、アメリカでは大学準備の為の学校(いわゆるプレップスクール)、ミリタリースクール、芸術などの特殊技能を育てるスクールなど様々な目的を持つボーディングスクールもあります。

下記の、特に有名なボーディングスクール10校を総称して10スクール(The Ten Schools)といいます。

●フィリップス・アカデミー(1778年創設、マサチューセッツ州)
●フィリップス・エクセター・アカデミー(1781年創設、ニューハンプシャー州エクセター)
●ディアフィールド・アカデミー(1797年創設、マサチューセッツ州)
●ザ・ローレンスビル・スクール(1810年創設、ニュージャージー州)
●ザ・ヒル・スクール(1851年創設、ペンシルベニア州)
●セント・ポールズ・スクール(1856年創設、ニューハンプシャー州コンコード)
●ザ・ルーミス・チャフィー・スクール(1874年創設、コネチカット州)
●チョート・ローズマリー・ホール(1890年創設、コネチカット州)
●ザ・タフト・スクール(1890年創設、コネチカット州)
●ザ・ホチキス・スクール(1891年創設、コネチカット州)

ブッシュ元大統領親子が学んだフィリップス・アカデミーの学費は、年間 約340万円
(4万1300ドル)


イギリス


イギリスでパブリックスクールと呼ばれる学校はボーディングスクールの典型で、イギリスの私立学校の中でもトップ10%を構成するエリート校です。学生の多くは卒業後、オックスフォード大学、ケンブリッジ大学といった名門大学へ進学することから、イギリスでは、エリートを養成する教育機関として考えられています。
一部の奨学金を受けている学生以外はイギリスの上流家庭の子供達で、近年では海外の裕福な家庭の子供達が、イギリスでの大学入学を目指し入学することが多くなっています。

●イートン・カレッジ
●ラグビー・スクール
●ハロウ・スクール

過去19人の首相を輩出しているイートン・カレッジの学費は、年間 約430万円
(24000ポンド)


ボーディングスクールに世界各国から学生が集まる理由


●徹底した少人数制のクラス

アメリカのボーディングスクールの1クラスあたりの学生数は平均12名です。
これにより、教師は生徒一人一人に目が行き届き、それぞれの個性を尊重しながら指導することが可能です。また、生徒も積極的に発言する機会があたえられるので、人前で堂々と論理的に自分の意見を言う事が自然と身に付きます。

●充実した施設

多くのボーディングスクールは広大な敷地に、大学並の図書館、研究施設、体育施設、文化施設、芸術、音楽施設を完備しています。演劇や音楽の発表に使われるシアターがあったり、トレーニング設備があるのはもちろんのこと、専門のコーチの指導を受けられるアスレティックジム、スカッシュコート、体育館、アイスホッケーリンク、温水プールなどがあったり、様々な楽器が用意されていて、個人的にレッスンを受ける事も可能です。(それぞれの学校によって異なります)

●高い教師の質と高度な教育カリキュラム

ボーディングスクールの教師は公立高校や他の私立の教師に比べ採用の難易度が高く、また年収も良いのでより高い質の教師が集まります。生徒達の個性を尊重しつつ、知的好奇心を持たせ、自分の頭で考える教育を与えてくれます。


日本人がボーディングスクールに入るメリット


朝から晩まで英語だけの生活を送りことにより、英語力がより早く飛躍的に伸びます。寮生活においての友人とのおしゃべりは、授業だけで学ぶよりも効果的です。またESLなど英語を母国語としない学生のために、英語の補習授業を提供している学校もあり、英語を母国語としない留学生も多く在籍しています。(ボーディングスクールのトップ校にはESLクラスはほとんどありません。)
現在のボーディングスクールは非常に国際色豊かで、世界各国からその国の富裕層、エリート層、秀才が集まってきます。それぞれが自国の文化をもちより、理解し合い、切磋琢磨しながら学びます。通常の留学よりも、生涯の友人を作れる環境です。

北米、ヨーロッパ、オセアニア以外にも、アジア、アフリカ、中東などにも様々なボーディングスクールがあり、世界中で全寮制の良さに注目しています。何かと心配な中高生の留学も
ボーディングスクールなら安心して送り出せそうですね。高い学費が難点ですが、比較的安いボーディングスクールもあるようですので、次回ご紹介します。

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